第三次世界大戦筆録

第三次世界大戦の様子をまとめたものです(創作です)

第三次世界大戦筆録02 「電撃戦」2156-2157

 2156年5月11日 日本国は今や社会主義アメリカ連邦国領となったハワイ州に航空機150機と空母、12隻のミサイル護衛艦、後発に上陸部隊2万人以上を動員。朝鮮半島では国境付近に50万人近くを配置。空母やイージス搭載型巡洋艦は横須賀にいたことから社会主義連邦の傘下とならなかったためアメリ社会主義連邦にとって大きな痛手となった。その二週間後に日本軍がハワイの都市ホノルルに上陸。圧倒的な物量(本土上陸部隊含む)に押されて一週間後にはハワイ防衛軍は降伏した。さらに1ヶ月後には本隊がアメリ社会主義連邦の首都であるカルフォルニアに上陸。しかし上陸作戦は失敗する。それでも粘ってアメリカのオレゴン州に避難しネバダ州を占領。しかし反乱が起き日本軍は包囲されハワイのホノルルに撤退した。アメリ社会主義連邦の機動的な降伏に失敗した日本は現在の戦況に焦りを感じ協商同盟に加盟しており、敵対している中国へ侵攻を開始。ハワイに動員していた先ほどの空母群を上海近海に停泊させ制空権を確保。さらに上陸に成功した。それに合わせてロシア共和国が中国に対して侵攻を開始。内モンゴル黒龍江省、シンジャン州まで領土を広げることに成功。日本は北京郊外を占領、主力軍を包囲した。2156年10月2日、想定より早く中国は降伏した。中国の沿岸部は日本、北部と西部はロシア共和国が300年租借することになった。上海は日本の領土に編入された。さらに中国が降伏する直前に宣戦布告したインドはシザンを占拠。中国は終戦のショックで流れるように承諾。インドはシザンを占領地とした。

 2156年12月10日、横二つの大国が敵対状態となり迷っていたドイツは突如ベルギーに侵攻。そのまま南下してフランスの北部を占領し流れる水のようにグランドエスト州を占領。さらにドイツのほぼ全軍で侵攻を再び開始。堪えきれなかったフランスは一時休戦を求め、兵士が疲弊し侵攻速度が鈍ってきていたドイツはそれを受諾。北方を占領した。イタリアはコルセを直轄地とした。(さっきから出てくる地名どこだよって思ってるよね?googleで調べてみな?)

 2157年3月、スウェーデンとドイツは同時刻にソ連に宣戦布告。先程までフランスにいたドイツの主力軍はこの時のために東部前線に移動しており万全の状態だった。スウェーデンは北方領を取り返すという大義名分のもと国民は意欲に燃えており指揮は非常に高かった。4月中期には旧ベラルーシを占領。スウェーデンはムルマンスクの防衛隊をまるまる包囲し一部を兵糧戦に持ち込んだ。しかしソ連は南部戦線のドイツ軍の少なかった地点を突破。急に前線が破れたことで指揮系統にダメージが入りドイツはベラルーシリトアニアを除くすべての都市から撤退を決定。スウェーデンはドイツが撤退した次の日に停戦条約を結んだ。ここに三国同盟の電撃的な侵攻は停止した。

 2157年4月いつの間にかソ連に対して宣戦布告していたギリシャは世界中の専門家の想像に反して快進撃を続けソ連領旧トルコをすべて占領、停戦手続きを行なった。さらに6月、ユーゴスラビアに対し宣戦布告。イタリアも宣戦布告した。二つの国から侵攻されたユーゴスラビアは2ヶ月もせずに降伏。国力の低いギリシャは南部、中部を直轄地とし、イタリアは北部を直轄地とした。2157年8月、地図からユーゴスラビアは消滅した。